南部テクノスクールでエアブラシの講習会

南部テクノスクールでエアブラシの講習会

あっという間に今年も終わりが近づいてきました。振り返ってみると、今年も本当にいろいろな出来事があり、時間の流れの早さに驚いています。

今年は1月からコロナにかかってしまい、高熱が出て、かなり苦しい思いをしました。新年早々の体調不良で、しばらく思うように活動することができませんでしたが、その後は少しずつ体調も戻り、いつものようにエアブラシを中心とした活動を続けることができました。

今年もエアブラシ教室や作品制作、講習会など、いろいろな活動をさせていただきました。ただ、最近はホームページの更新よりも、手軽に投稿できるインスタグラムを中心に活動の様子を紹介することが多くなっています。(^^♪

教室の様子や制作した作品、講習会の風景なども少しずつ投稿していますので、よかったらインスタグラムのほうもぜひご覧になってくださいね。普段の活動の様子を、より身近に感じていただけると思います。

そして、11月と12月には、今年も職業訓練校へエアブラシの講習に行ってきました。

今回もトータル4日間にわたる講習で、基本的なエアブラシの使い方から、さまざまな技法を実際に体験していただきながら、それぞれ作品を仕上げていきました。

毎年、職業訓練校で講習をさせていただくたびに、生徒さんたちが初めてエアブラシに触れ、少しずつ技術を身につけていく姿を見ることができ、とても嬉しく思います。

今年もたくさんの方にエアブラシの楽しさを知っていただくことができ、充実した一年になりました。

来年も、作品制作やエアブラシ教室、各種講習会などを通して、エアブラシの魅力をたくさんの方に伝えていけたらと思っています。

今年一年、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。(^^♪✨

1日目 エアブラシの基本練習、課題は『桜』

職業訓練校でのエアブラシ講習、いよいよ1日目のスタートです。

皆さん、エアブラシを使うのは今回が初めてということで、まずはエアブラシの基本的な説明から始めました。エアブラシの仕組みや使い方、持ち方、姿勢、握り方のコツなど、実際にエアブラシアートを描いていくうえで大切なポイントを、一つひとつ説明していきます。

初日は、いきなり難しい絵を描くのではなく、まずはエアブラシそのものに少しでも慣れてもらうことを目標にしています。吹き付ける距離や角度、手の動かし方、塗料の出し方など、普段使うことのない道具なので、最初は皆さん少し戸惑っている様子でした。

それでも練習を重ねていくうちに、少しずつエアブラシの操作にも慣れてきました。午前中の講習が終わる頃には、皆さんそれぞれにコツをつかみ始め、「最初よりもずいぶん扱いやすくなったな」と感じられるようになってきたようです。

そして、基本練習の後はいよいよ最初の課題に挑戦です。1日目の課題は、春を代表する花でもある『桜』です。

今回はステンシル(型紙)を使って桜を描いていただきました。エアブラシはステンシルを上手に活用することで、初心者の方でも比較的簡単に形のある作品を描くことができます。最初は基本的な技術を練習しながら、少しずつ「絵を描く楽しさ」を感じてもらえるようにしています。

ただし、その前にもう一つ大切な作業があります。それが、ステンシルの切り抜きです。

今回は皆さんに自分で型紙をカッターで切り抜いていただきました。これが意外と時間がかかるんです。(^^♪
私は普段からカッターを使っているので、それほど難しく感じないのですが、一般の方はカッターを使う機会があまりないため、細かい部分をきれいに切り抜くのはなかなか大変な作業のようです。

慎重にカッターを動かしながら、少しずつ型紙を切り抜いていきます。細かな部分ほど力加減が難しく、皆さん真剣な表情で作業されていました。

そして、型紙が完成したところで、いよいよエアブラシの出番です。

実際にステンシルを使って色を吹き付けていくと、今度はエアブラシの微妙なコントロールが必要になってきます。吹き付ける量が多すぎると色が濃くなりすぎたり、逆に少なすぎると薄くなったりするので、最初は少し難しそうでした。

それでも皆さん、練習を重ねながら少しずつ感覚をつかみ、それぞれに素敵な桜の作品を完成させることができました。(^^♪

初めてエアブラシを触ったとは思えないほど、皆さん上手に仕上がっていて、1日目としては大成功です!

これから2日目、3日目と講習が進むにつれて、さらに難しい技法にも挑戦していきます。ここから皆さんがどんな作品を作り上げていくのか、とても楽しみです。🌸

2日目 エアブラシの基本練習、課題は『鯉の滝登り』

エアブラシ講習会も2日目に入りました。

初日は、エアブラシを持つこと自体が初めてという方がほとんどでしたが、2日目になると皆さん少しずつ操作にも慣れてきたようです。朝の準備も初日とは比べものにならないほどスムーズになり、道具を用意すると、さっそく基本練習に取りかかっていました。

ところが、エアブラシの調子を確認していると、何台か具合の悪いものが……。
ということで、今回も先生が「修理係」として登場です。(^^♪

エアブラシは、一見すると小さな道具ですが、とても精密にできています。特に塗料が出てくる先端のノズルは、わずか0.3mmほどしかありません。そのため、ほんの小さなゴミや乾いた塗料が詰まるだけでも、吹き付けが悪くなったり、塗料がうまく出なくなったり、場合によっては塗料が漏れてしまったりすることがあります。

エアブラシを長く快適に使うためには、普段からこまめに洗浄やメンテナンスをしておくことが大切です。きちんと手入れをしていれば、トラブルもかなり防ぐことができます。

さて、修理も無事に終わったところで、2日目の基本練習です。

この日は、エアブラシの基本となる「線を描く練習」を中心に行いました。細い線から少しずつ太さを変えながら、一定の幅でキレイに吹く練習です。

これが簡単そうに見えて、実はなかなか難しいんです。(^^♪

塗料が一か所に集まってムラができたり、吹き付けすぎて塗料が溜まってしまったり、手の動きとエアブラシの操作がうまく合わなかったり……。最初は思ったようにキレイな線を描くことができません。

しかし、エアブラシアートでは、この「キレイな線を描く」という基本技術がとても重要です。線がきれいに描けるようになると、作品の仕上がりも一気に変わってきます。地味な練習に見えますが、実は上達するためには欠かすことのできない大切な練習なんです。

そして午後からは、いよいよ2日目の課題『鯉の滝登り』に挑戦していただきました。

初日の『桜』と比べると、今回はかなり難易度が上がります。特に大変なのが、ステンシル(型紙)の切り抜きです。

鯉の形は細かな部分が多く、桜よりもずっと複雑です。紙にもある程度の厚みがあるため、力加減を間違えると切り口がガタガタになってしまいます。細かな部分ほど慎重にカッターを動かさなければなりません。

そして、ここがエアブラシの面白いところでもあり、難しいところでもあります。

エアブラシは、基本的には塗料を吹き付けて色を乗せていく道具なので、型紙の形がそのまま作品に反映されます。つまり、型紙の切り口がガタついていれば、そのガタつきまで作品に出てしまうんです。

「型紙だから簡単!」と思っていると、実はここにも職人技が隠れています。(^^♪

皆さん、細かな部分まで一生懸命に切り抜き、完成したステンシルを使って、丁寧にエアブラシで色を重ねていきました。

初日よりもエアブラシの操作にも慣れてきたこともあり、吹き付ける量や距離を調整しながら、それぞれに個性のある『鯉の滝登り』を完成させることができました。

2日目も、皆さんとても良い感じに仕上がりました!(^^♪

少しずつ難しい技法に挑戦することで、皆さんのエアブラシの腕も確実に上がってきています。明日はさらに難しい課題に挑戦します。どんな作品が完成するのか、今から楽しみです。🐟✨

3日目 エアブラシの基本練習、課題は『フリーハンドでドクロ』

エアブラシ講習会も、いよいよ3日目になりました。

初日はエアブラシの持ち方や基本的な使い方から始まり、2日目にはステンシルを使った『鯉の滝登り』に挑戦していただきました。そして3日目は、さらに一歩レベルアップして、エアブラシアートの基本となる「線」の練習からスタートです。

エアブラシで絵を描くうえで、線はとても大切な技術です。(^^♪

細い線、太い線、濃い線、薄い線など、エアブラシを微妙にコントロールしながら、思い通りの線を描けるようになることが、上達への大きなポイントになります。

一見すると単純な練習に見えますが、実際にやってみるとなかなか難しいものです。手の動かすスピードやエアブラシとの距離、塗料の出し方など、ほんの少しの違いで線の表情が変わってしまいます。

午前中は、そんな基本を繰り返し練習していただきました。2日間エアブラシを使ってきたこともあり、皆さん少しずつ操作にも慣れてきたようで、初日と比べるとかなりスムーズにエアブラシを動かせるようになってきました。

そして、午後からはいよいよ3日目の課題です。

今回挑戦していただいたのは、『フリーハンドでドクロ』です。

これまでの桜や鯉の滝登りはステンシル(型紙)を使って描きましたが、今回は型紙に頼らず、エアブラシだけでドクロの形を描いていきます。

フリーハンドで描くため、最初は皆さん少し緊張した様子でしたが、ドクロという題材は、実はエアブラシの練習にはとても面白いモチーフなんです。

多少線がラフになってしまっても、それが逆にドクロの荒々しさや雰囲気として作品に馴染んでくれます。きっちり正確に描かなければいけないモチーフとは違い、少しくらい線に表情があっても、それなりにカッコよく仕上がってくれるのがドクロの面白いところです。(^^♪

そして、エアブラシの大きな特徴の一つが「グラデーション」です。

エアブラシは、筆やマーカーでは表現しにくい、柔らかく自然な色の変化を作ることが得意な道具です。ところが、実際にやってみると、これがなかなか難しいんです。

吹き付ける距離や塗料の量、手の動かし方を少し間違えるだけで、色が濃くなりすぎたり、ムラができたりしてしまいます。特にフリーハンドでは、どこにどのくらい色を乗せるのかを自分で判断しながら描かなければならないため、最初は苦戦する方もいらっしゃいました。

それでも皆さん、これまで練習してきた線やグラデーションの技術を使いながら、一つひとつ丁寧に仕上げていきました。

そして、3日目も無事に全員の作品が完成!

初めてエアブラシに触れてから、わずか3日間とは思えないほど、それぞれ個性のあるドクロに仕上がりました。(^^♪

ステンシルからフリーハンドへと進み、少しずつエアブラシの難しさと面白さを感じてもらえたのではないかと思います。

さあ、残すところはあと1日。
最後の講習では、これまで練習してきた技術を活かして、さらに作品らしい表現に挑戦していただきます。皆さんが最後にどんな作品を完成させるのか、とても楽しみです!💀✨

4日目 エアブラシで球体、課題は『目』

いよいよエアブラシ講習会も最終日の4日目です。

ここまでで、皆さんには合計28時間にわたってエアブラシの練習に取り組んでいただきました。最初はエアブラシの持ち方や基本操作から始まり、桜、鯉の滝登り、そしてフリーハンドでのドクロと、少しずつ難しい課題へと進んできました。

4日目の基本練習では、まず「球体」と「まつ毛」に挑戦していただきました。

球体は、一見すると簡単そうに見えるのですが、実際に描いてみるとなかなか難しいんです。(^^♪

光が当たる部分から徐々に暗くしていき、自然なグラデーションを作りながら立体感を表現します。ところが、ちょっと色の入り方を間違えると、丸い球体のはずが、ジャガイモのようになったり、なぜか火星のようになったり……。(^^♪
球体を描いているのに、気がつけば惑星が誕生していることもあります。

そして、もう一つの練習が「まつ毛」です。

これも簡単そうに見えて、実は超難関です。細く、長く、しかも自然なカーブを描かなければならないので、エアブラシの微妙なコントロールが必要になります。

目を描くためには、まつ毛はとても重要な部分です。一本一本の線が作品の印象を大きく左右するため、細い線をきれいに描く技術は欠かせません。

エアブラシで一番難しい技術は何かと聞かれたら、私はやっぱり「細い線をきれいに描くこと」だと思います。

エアブラシはグラデーションが得意な道具ですが、細く均一な線を自由に描くには、それなりの練習が必要です。手の動かすスピード、エアブラシとの距離、塗料の量など、すべてのバランスが大切になります。

そして、全部で28時間もの練習を続けていると、さすがに皆さん少しずつ疲れも出てきます。(^^♪
本来なら、もう少し基本練習を続けてから最後の課題に進みたいところですが、少し早めに最終課題の「目」に挑戦していただきました。

目はエアブラシアートの中でも人気の高い題材で、これまで練習してきた線、グラデーション、球体、まつ毛など、さまざまな技術を一つの作品の中で使うことができます。

そして、今年の生徒さんたちは本当に集中力がすごかったです!

今年で職業訓練校、テクノスクールへエアブラシを教えに行くのは、確か18回目になると思います。もうそんなに長い間お世話になっているんですね。毎年たくさんの生徒さんにエアブラシを体験していただいていますが、今年の皆さんは、今までの中でも特に集中して練習に取り組んでくれていたように感じました。

その頑張りが作品にも表れていて、全体的に今年は「目」がとてもきれいに仕上がりました。

28時間という長い講習でしたが、最後までしっかり集中して取り組んでいただき、本当にありがとうございました。

初めてエアブラシを手にした時には、思うように線を描くことも難しかった皆さんが、最後には一枚の「目」を完成させるまでになりました。4日間の中で、少しずつ技術が身についていく様子を見ることができ、私にとっても楽しい講習会となりました。

今回の講習をきっかけに、「もっとエアブラシをやってみたい!」と思っていただけたら嬉しいです。

今年受講してくださった皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました!

またいつかエアブラシアートをやってみたくなった時には、ぜひ習いに来てくださいね。(^^♪
皆さんのこれからの作品づくりを楽しみにしています!✨

最終日なのに写真を撮るのを忘れてました。m(_ _)m
タイトルとURLをコピーしました