今回のエアブラシアート作品は、
スペースアートシリーズのおうし座です。
♉おうし座
おうし座(牡牛座)は、冬の夜空を代表する黄道十二星座のひとつです。大きな角を持つ牡牛の姿として描かれ、古代から多くの人々に知られてきました。星座の中には、赤く輝く1等星「アルデバラン」があり、牡牛の目にあたる位置に見えます。また、アルデバランの近くには「ヒアデス星団」が広がり、さらに背中のあたりには肉眼でも楽しめる「プレアデス星団(すばる)」があります。おうし座は天の川に近い場所に位置するため、星団や星雲などの天体が多く見られることでも知られています。特に「かに星雲」は、おうし座の方向にある有名な超新星残骸です。冬の星空ではオリオン座の北西に見つけることができ、明るいアルデバランを目印にすると探しやすい星座です。♉️✨
♉おうし座のギリシャ神話
おうし座は、ギリシャ神話に登場する神ゼウスが姿を変えた「白い牡牛」に由来するとされています。ある日、フェニキアの王女エウロペが仲間たちと海辺で遊んでいると、雪のように白く美しい牡牛が現れました。その牡牛はおとなしく、穏やかな様子だったため、エウロペは近づいて背中に乗りました。すると牡牛は突然立ち上がり、海へ向かって走り出します。実はこの牡牛の正体は、エウロペに心を奪われたゼウスでした。ゼウスは牡牛の姿のままエウロペを海の彼方へ連れ去り、クレタ島へ渡ります。そこでゼウスは本来の姿を現し、二人の間には子どもが生まれました。その子の一人が、後にクレタ島の王となったミノスです。エウロペの名は、現在の「ヨーロッパ」の語源になったともいわれています。そしてゼウスは、自らが変身した白い牡牛の姿を夜空に残し、星座「おうし座」にしたと伝えられています。こうしておうし座は、神の愛と、海を越えて運命を切り開いたエウロペの物語を今も星空に伝えています。


