今回のエアブラシアート作品は、
スペースアートシリーズのさそり座です。
♏ さそり座
さそり座は、夏から秋にかけて南の夜空に大きく姿を現す、黄道十二星座のひとつです。赤く輝く1等星「アンタレス」を中心に、長く伸びた尾を持つサソリの姿が描かれています。その名は「火星に対抗するもの」という意味を持ち、赤く輝くアンタレスは、夜空の中でもひときわ強い存在感を放ちます。古代から勇気や力、そして危険と再生を象徴する星座として語り継がれ、神秘的で力強い姿が印象的な星座です。
♏ さそり座のギリシャ神話
さそり座には、巨大なサソリと狩人オリオンにまつわる神話があります。オリオンは、ギリシャ神話に登場する偉大な狩人でした。優れた狩りの腕を持ち、どんな獣でも倒せると自負していたといわれています。ある時、オリオンは「この世に自分が倒せない獣はいない」と豪語しました。その言葉を聞いた大地の女神ガイアは、オリオンの思い上がりを戒めるため、一匹の巨大なサソリを送りました。サソリはオリオンに襲いかかり、猛毒を持つ針で彼を刺しました。どれほど強い狩人であったオリオンも、その毒にはかなわず、命を落としてしまいます。その後、神々はオリオンとサソリの両方を星座として夜空に置いたと伝えられています。ただし、二つの星座が同じ空に現れることはありません。さそり座が東の空から昇る頃、オリオン座は西の空へ沈んでいきます。これは、オリオンが星になった後もサソリを恐れ、決して近づかないように逃げ続けているからだといわれています。こうしてさそり座は、勇者の驕りを戒める存在として、夜空に永遠に刻まれた星座となったのです。


