今回のエアブラシアート作品は、
スペースアートシリーズのかに座です。
♋かに座の説明
かに座は、黄道十二星座のひとつで、冬から春にかけて見頃を迎える星座です。英語では「Cancer」と呼ばれ、古代ギリシャでは大きな蟹の姿として描かれてきました。かに座には、ひときわ明るい1等星や2等星がないため、夜空では比較的見つけにくい星座です。しかし、その中央付近には「プレセペ星団(M44)」という美しい散開星団があります。プレセペ星団は、古代には肉眼でもぼんやりとした雲のように見えたことから「蜂の巣」とも呼ばれています。かに座は、ふたご座としし座の間に位置しており、黄道に沿って並ぶ星座のひとつです。春の夜空で、ふたご座のポルックスとしし座のレグルスを手がかりにすると、その間にあるかに座を見つけやすくなります。また、かに座には「M44プレセペ星団」のほかにも、いくつかの興味深い天体が存在します。暗い星々が作る姿は少し控えめですが、星団を楽しむ星座として魅力的な存在です。🌌🦀
♋かに座のギリシャ神話
かに座のギリシャ神話を、作品や星座紹介にも使いやすいように約500文字でまとめます。かに座は、ギリシャ神話に登場する巨大な蟹の姿を星空に映したものとされています。あるとき、英雄ヘラクレスは、神々から与えられた十二の難業のひとつとして、レルネの沼に棲む恐ろしい怪物ヒュドラを退治することになりました。ヒュドラは何本もの首を持ち、首を切り落としても新しい首が生えてくるという恐ろしい怪物でした。ヘラクレスがヒュドラと激しく戦っていると、その戦いに巨大な蟹が現れ、ヘラクレスの足に襲いかかりました。この蟹は、ヘラクレスを憎んでいた女神ヘラが送り込んだものともいわれています。蟹は必死にヘラクレスの足に食らいつきましたが、英雄ヘラクレスは蟹を踏みつぶしてしまいます。蟹はヘラクレスに倒され、ヒュドラを助けることもできませんでした。しかし、ヘラは勇敢に戦った蟹の姿を惜しみ、その功績をたたえて夜空へと上げ、星座にしたと伝えられています。こうして、かに座は大きな英雄の戦いの中で命を懸けて戦った蟹の姿として、現在も夜空に輝いています。目立つ星の少ない小さな星座ですが、その物語には、たとえ力が及ばなくても最後まで戦い抜いた勇気が刻まれているのです。


