今回のエアブラシアート作品は、
スペースアートシリーズのやぎ座です。
♑ やぎ座の説明
やぎ座は、秋から冬にかけて南の夜空に姿を現す黄道十二星座のひとつです。上半身がヤギ、下半身が魚という不思議な姿で描かれ、古代から神秘的な星座として知られています。明るい星が少ないため、形を見つけるのは少し難しいものの、山羊の角と魚の尾を思わせる独特の姿が特徴です。古代ギリシャでは、自然や牧羊を司る神との深い関わりを持つ星座とされ、知恵や生命力、危機から逃れる力などを象徴しています。
♑ やぎ座のギリシャ神話
やぎ座には、ギリシャ神話に登場する牧神パーンの物語が伝えられています。パーンは、上半身が人間、下半身がヤギの姿をした神で、森や牧草地、羊飼いたちを守る存在でした。ある時、神々がナイル川のほとりで宴を楽しんでいると、突然、巨大で恐ろしい怪物テュポーンが現れました。テュポーンは神々をも脅かすほどの力を持っており、神々はそれぞれ姿を変えて逃げ出しました。パーンも慌てて逃げ、川へ飛び込みました。そして水中に隠れるため、上半身をヤギの姿のまま残し、下半身を魚へと変えました。しかし、あまりにも慌てていたため、完全な魚の姿になることができず、現在の「上半身がヤギ、下半身が魚」という不思議な姿になったといわれています。その後、パーンの機転と勇気を称えた大神ゼウスが、その姿を夜空へ上げ、星座にしたと伝えられています。こうしてやぎ座は、危機に立ち向かう知恵、生命力、そして困難から逃れる機転を象徴する星座として、今も静かに夜空に輝いているのです。


