今回のエアブラシアート作品は、
スペースアートシリーズのみずがめ座です。
♒ みずがめ座
みずがめ座は、秋の夜空に大きく広がる黄道十二星座のひとつです。水瓶を抱えた少年が、地上へ水を注いでいる姿として描かれています。明るい星が少ないため見つけるのは少し難しいものの、その周辺には多くの星や天体が集まり、静かで神秘的な雰囲気を感じさせます。古代から「水をもたらす者」として、豊穣や生命、恵みの象徴とされてきました。夜空から大地へと水を注ぐ姿は、生命を育む希望と再生を象徴する美しい星座です。
♒ みずがめ座のギリシャ神話
みずがめ座には、ギリシャ神話に登場する美しい青年ガニュメデスの物語が伝えられています。ガニュメデスは、トロイア王家の血を引く大変美しい少年でした。その姿は神々の間でも評判になるほどで、ある日、大神ゼウスが彼の美しさに目を留めます。ゼウスは巨大な鷲の姿に変身すると、ガニュメデスを天上へ連れていきました。神々の住むオリュンポスへ迎えられたガニュメデスは、神々に飲み物を注ぐ「神々の給仕役」という重要な役目を与えられます。彼が黄金の杯から注ぐ飲み物は、神々の不老不死を支える神聖な酒だったともいわれています。しかし、突然家族から引き離されたガニュメデスは、故郷を思い悲しんだとも伝えられています。そこでゼウスは、彼の姿を永遠に夜空に残すことを決めました。こうして、神々へ水や神聖な酒を注ぐ青年の姿が、みずがめ座になったとされています。また、みずがめ座から流れ出る水は、地上に生命を与える恵みの雨を象徴するとも考えられてきました。みずがめ座は、美しさ、神々への奉仕、恵み、そして生命を育む水を象徴する星座として、今も静かに夜空に輝いています。


